2021年10月アーカイブ

弊社、大洋印刷の1階エントランスに特大レンチキュラ―を作成し展示しましたので、ご紹介いたします!

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今回のモチーフは約6000種と言われる哺乳類の中で最大の動物シロナガスクジラです。大海を悠然と泳ぐシロナガスクジラは母と子の絆も強く、大洋印刷の社員の絆の強さも連想してもらいたいというコンセプトから今回の作品が生まれました。

『3D』『モーション』『チェンジング』といった3つの技法を組み合わせ、3m×1.35mサイズを2枚つなぎ合わせた特大アクリルに印刷することで、海洋生物たちが優雅に泳ぐ様子やスケールの大きさを表現した作品です。

レンチキュラーレンズを部分的に除いて作成していることがこの制作の特徴で、クジラのシッポの箇所は裏面から印刷することでくっきりとクリアな見え方となり、左右の岩は前面からホワイトインクを引いたあとに印刷することで、奥行のある遠近感を持たせた表現となっています。

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そもそもレンチキュラーとは?

レンチキュラーは、人間が立体を感じる視差(右目と左目で見える像の差異)を利用しています。数枚の画像をソフトウェアを使用して組み合わせ、レンズのピッチと合うように画像を切り出し、ラインレンズを通じて左目には左目用の絵を右目には右目用の絵を見せることによって視覚効果を利用し、立体的に見せる特殊印刷技術です。

見る角度によって絵が変わり、アニメーションのように動いて見える効果が表現できます。




こちらの作品の作成に携わった社員にインタビューをしてみました。

Q.今回の作品のこだわりは何ですか?

A. 弊社は創業90周年を迎えました。その間、様々な印刷物に関わらさせて頂いていますが、更なるクオリティと生産性の向上、および新たな付加価値の創出を図るためにUVインクジェットプリンターJET I MIRAを導入。今回このJET I MIRAでしかできないB倍サイズを超える超大型ポスターをアクリルで作成することにチャレンジしました。

深く長い歴史のある大洋印刷をこの大型パネルから感じ取ってもらいたいという思いでデザイン・作成をしています。
大きなスペースに負けず、見栄えのするビジュアル、完成したときに自然な流れや、躍動感を感じてもらえるようにこだわりました。

Q.工夫した点・大変だった点を教えてください。

A.まず、第一段階、ビジュアルを何にするかというところが大変でした。
大洋印刷と全く関係ないものか、関連性を持たせ、ビジュアルからメッセージ的な物が発信できるものにするか。と考えたとき、やはり後者の案に落ち着きました。
となると、この巨大なスペースに負けず、大洋印刷と関係するものを提案しなければならない。それを表現できるビジュアルを考え出すことが大変でした。

校正を出すたびに思った通りの表現にならなかったので、色や配置、背景のテクスチャの重ね方を何度も調整したことも工夫したところの一つです。


Q.完成までに試作を沢山作成したとのことですが、どのようなテストを行っていたのですか?

A.テストは全部でA4サイズ3回、B全サイズ1回、3/6判サイズ1回を1か月半程かけて行いました。実際に印刷する3m×1.35m×2枚のサイズにした際に『3D』『モーション』『チェンジング』を自然に見せられるようにデータやレンズの線数・色を調整といった内容のテストになります。
深海をイメージしていたのですが、色が沈みすぎないようにするのも試行錯誤しました。


大洋印刷のレンチキュラーの特徴

レンチキュラーレンズ自体を直接印刷しているのが特徴になります。
通常は市販のレンチキュラーレンズを使用しますが、市販のものは製造ロットによりレンズのピッチ幅が異なっている場合があり、ピッチ幅に合わせたデータの作成や確認に時間が取られます。

弊社では、決められたピッチ幅でレンチキュラーレンズの印刷から行うため、データ作成や確認が容易になり、絵柄のズレがない、より自然で綺麗な見え方を再現することができます。
また、レンチキュラーレンズを部分的に抜いて印刷することでロゴや文字の視認性を上げたり、デザインとして効果的に使うことができます。(実用新案登録済み)

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弊社にお越しいただく機会がございましたら、3D効果のある、見て楽しい印刷を是非体験してみてください!社員共々お待ちしております。

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大洋印刷では昨年度より、オリジナル商品の開発を始めました。

来年に向け、2022年度版の手帳が完成しましたので
その詳細と開発経緯について、担当役員を交えてご紹介いたします。

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<画僧:活版印刷機「ハイデルベルグ」の前で>

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ダイアリー担当チームの河合役員、有吉役員に詳細をお伺いしました。

——大洋印刷は昨年90周年を迎え、ダイアリーをリニューアルしました。今回の2022年度版も昨年の2021年度版に倣った装丁ですね。

ドイツ装+活版のデザインにこだわり、今年は2色での発売になりました。
スピン(しおり紐)も2本追加し、他にもマイナーアップデートを重ねてさらに使いやすいダイアリーができました。


——ダイアリーのこだわりについて教えてください。

大きく分けて2点あります。

まず、社内クリエイティブチームで担当したデザイン・造本設計について。

「ドイツ装」という、表紙と裏表紙に厚紙を貼り付ける手法の製本を採用しています。厚みが出ますので、全体がしっかりして鞄の中でも折れ曲がりにくいです。

グレーのボール紙を使っているので少し無骨な印象もありますが、それもまた弊社らしさがあるかなと。ゴムバンドがついておりますので、表紙が開かず持ち運びにも便利です。

ドイツ装のもうひとつの特徴は、背の部分には厚紙が貼られず、露出することです。
露出した背の部分にはクロスを貼って、見返し・スピン(しおり紐)と色を合わせています。閉じて立てているとき、また開いたときにぱっと明るい色が見え、気分が上がります。


——昨年は1色展開でしたが、今年は2色展開になっています。色について教えてください。

今年はサーモンピンクの「乾鮭色(からさけいろ)」と水色の「浅葱色(あさぎいろ)」を用意しました。
「乾鮭色(からさけいろ)」「浅葱色(あさぎいろ)」はどちらも日本の伝統色で、昔から愛されてきた色です。
新しさを取り入れながらも、変わらない良さを伝えていきたいという思いを込めています。

また、昨年は若草色で作成しましたので、それと調和のとれる明るい色を選びました。
元々、本棚に並べたときに綺麗に、かつわかりやすく見えるよう、年ごとに違うカラーバリエーションで作っていくことを想定していました。

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——紙モノは手元にあるものですし、本棚に並べた時を考えると楽しくなりますね。

このダイアリーはお取引先様へ、お年賀のご挨拶としても持参させていただいています。
毎年違う色で、今年を感じていただけますと嬉しいですね。

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表紙と裏表紙の印刷は活版です。社内の活版機で印刷しています。
刷り色は紙の風合いを生かすため、メジウム(透明インキ)に少しスミを混ぜたものにしてシンプルに仕上げています。印圧をかけて少しへこませた、活版ならではの風合いが楽しめます。

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<画僧 左:表紙、右:表紙の活版印刷用の亜鉛版>

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<画像 左:裏表紙、右:裏表紙の活版印刷用の亜鉛板>

表紙のデザインについてもお話させてください。
2021年はZOZI、2022年はZOZZとアルファベットを連想させる数字表現です。
活版印刷は元々、活字を拾い、版面を作って印刷していました。その歴史に敬意を示し、かつ現代的でスタイリッシュなデザインを目指しました。


——2つめのこだわりについて教えてください。

詳細仕様です。
本文用紙にははニューシフォンクリーム4/6 60kgを使用しています。これは昨年から継続した仕様ですが、実際に書き比べて決めました。薄い黄色の紙で目にやさしく、5mmのグリッド線を入れているためちょっとした図を描くのにも便利です。

表面感は書くとなめらかですが、手でなでると少しざらっとしていて風合いがあります。紙の厚みは裏うつりが少ないぎりぎりの斤量を選びました。
また、今年からスピン(しおり紐)を2本新たに追加しています。

冊子では通常、背以外の3方向を化粧断ちして仕上げる「三方断裁」という形をとりますが、スピンを付けることで仕上げの三方断裁ができなくなり、スピンがつく部分以外の二方を断裁する形になっています。製本の精度が求められ、作業としては手間がかかる仕様です。
しかし、表紙に厚紙を使っている関係でどうしても表紙のしなりが弱めになりますので、ページへのアクセス性を高めるために新しく追加しました。
カレンダーとメモページ用にそれぞれ使えるよう、2本。より使いやすさを意識しました。

ドイツ装での手帳は比較的珍しいようですし、製本の面白さと特徴も感じてもらえますと幸いです。ドイツ装の中身、本文の綴じは糸かがりですので、開きも良いです。

この他にも、社員全員で使った感想をまとめ、細かなアップデートをしています。

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——大洋印刷はもともと受注産業がメインの会社ですが、今年はB to Cの商品販売も目標としています。

大洋印刷は「お客様のパートナー」となり、「お客様の求めるもの」を作ることを91年間続けてきました。
B to Cの商品販売は新しい挑戦にはなりますが、内容としては変わらない。
「お客様の求めるもの」を追求していきたいと考えています。

また、印刷会社は本来裏方に回ることが多いですが、自社商品の開発においてそれは違う。
印刷、紙ものの良さ、手元にあるものの良さについて追求していきたいですし、その良さを主体的に伝えていきたいと考えています。

弊社にはWebや動画の作成部署もありますし、昨年は大判UVインクジェット機を新型に変更したことで仕事の幅も広がりました。従来の印刷のみにこだわりすぎず、新しい視点を持ってこれらを連動していきたいと考えています。

まだまだ未熟な部分も多くありますが、商品開発についても、ぜひみなさんの生活のパートナーとなれるよう、印刷会社としてできることを考えていきたいです。

印刷会社が考えたダイアリーノート。興味を持って頂けましたら、ぜひご購入くださいませ。

——ありがとうございました!

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<商品名>:大洋印刷オリジナルダイアリー2022 ドイツ装 方眼 A5サイズ

●仕様詳細
種類:2色「乾鮭色(からさけいろ)」/「浅葱色(あさぎいろ)」
表紙:NSボール / 活版印刷1c(メジウム+スミ)
背:オリエンタルシルク12 / オリエンタルシルク63
見返し:NTラシャ べに鮭 / NTラシャ あさぎ
本文:ニューシフォンクリーム 4/6 60kg
   オフセット印刷
   カレンダーページ2/2c(マゼンタ、DIC553)
   ノートページ1/1c(DIC549)
製本:ドイツ装(糸かがり綴じ)192p、スピン2本付き
サイズ:A5

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カレンダー:2021年12月〜2022年12月 年間・月間(グリッド、見開き1ヶ月、日曜始まり)
ノート:5mm方眼、ノンブル付き、インデックスページあり

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大洋印刷のECサイト、タイヨウオンラインショップにて販売中です。
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