2021年 新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。
昨年は誰も予期せぬ困難な1年となりましたが、
本年はみなさまにとって良い一年でありますよう、お祈り申し上げます。
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年賀状デザイン
プロモーション部 デザイナー 山ノ内 祐子

活版印刷
宗像 宏

用紙:ワイルドFS 720×1020mm T目 330.5kg

[仕様]
表面:活版2C(スミ+赤)
裏面:箔押し(メタル箔赤+加熱空押し)

 

【大洋印刷年賀状について】
デザイナーの山ノ内 祐子さんにインタビューしました。


Q.今回の年賀状に込めた思いやデザインのいきさつを教えてください!

まず提案するにあたり、丑年について改めて調べました。牛はとても働き者であり、勤勉によく働く姿が「誠実さ」を象徴し、身近にいる縁起の良い動物として干支に加えられたそうです。

また、あか牛(赤い毛色の牛)という種類の牛が居ることと、この種の牛はとても丈夫で夏の暑さにも冬の寒さにも強い種類であるということを知りました。

そして「紐」という漢字には「丑」の字が使われていて、「結ぶ」や「つかむ」や「つながる」を連想しました。ここから、丑のイラストを一本の赤いラインの一筆書きで描くことに決めました。

お客さまも、大洋印刷社員一同も、健康で過ごし、良い縁で結ばれ、また次の年につながる1年にしたいという思いを込めてこのようなデザインにしました。


Q.今回の年賀状で注目してほしいポイントはどこでしょうか?

一つめとして、デザインコンセプトにもあるように、赤で一筆書きの牛を描いたデザインです。

「あか牛」と「紐」から「赤の一筆」にしたのですが、赤の表現はオフセット印刷の赤よりも「赤のメタル箔」を用い、力強さと華やかさを表現しました。また、牛の中には2つほど「ハート」が描かれています。これは、見ていただく方に自由に想像していただければと思います。「心」「感謝」「健康」…様々です。

二つめとして、どうしても牛の部分にエンボス加工を施し、ウシを浮き上がらせた表現をしたかったために工夫した点です。

通常、浮き出し加工をすると裏面は圧で凹んでしまいますが、今回宛名面は平らのままで完成させたいという想いがあったため、ウシの「周り」を空押し加工して、牛が盛り上がるようにしたいという希望を出しました。


Q.その他にエピソードなどがありましたらお願い致します。

用紙にこだわりました。いくつかの候補の中から、竹尾さんの「ワイルド-FS」という3段階の厚さのある用紙に決めました。暖かさと風合いを持った用紙で牛を表現したかったのです。

空押しをより強く押しても宛名面に響かないようにしたいということ、また、用紙自体の面白さも求めて、最も厚い「660kg」にしたかったのですが、定形郵便で送れる重さを超えてしまいました(笑)。最終的には真ん中の厚さの「330.5kg」を使いました。
柔らかさの風合いの中にしっかりした重量感のある用紙ですので、活版や箔押しに適していました。

加工では苦労をしました。牛の周りを空押しするので、空押しの面積が広くなり、試作1回目では思ったように牛が盛り上がりませんでした。

活版職人の宗像さんや営業部の村越さん、大場さんに相談にのっていただき何度も試作を出しました。
大場さんの提案で箔押しの機械で「熱処理」をして強めに押してもらい、今回の仕上がりとなりました。

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左)完成品 右)試作1回目

デザイン処理と、機械の熱温度・圧を上げることで牛のモコモコ感を強調することができました。

とても贅沢な年賀状となりました。
ご協力いただいた皆さん、本当にありがとうございます。


大洋印刷は1月5日(火)から通常営業をしております。
本年も何卒宜しくお願い致します。

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