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エグゼクティブのデスクを飾るカード

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取材先:
株式会社リクルートエグゼクティブエージェント
アソシエイト 広報担当 小串真奈美さん
大洋印刷 デザイナー 中尾啓太 / 営業部 岡田朋哉

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"鯖DM"でリクルーティング

御社の夏と冬のグリーティングカードについて、制作する目的とターゲットについてお聞かせください。

小串 弊社事業はエグゼクティブ層に特化した人材紹介・転職の斡旋なのですが、ターゲットはエグゼクティブの方々などになります。
制作のきっかけは移転の案内ですね。暑中見舞いを兼ねて制作したいなと。
これまでとは違い、新しいことにチャレンジしたいというのはありました。このカードで企業の個性を出したいと。

アートディレクションからお仕事いただきました。デザインのポイントはいかがでしょう。

中尾 ブランディングになるように制作しました。エントランスの企業ロゴのステンレスをイメージして、スペシャリティーズNo.215という用紙と空押しとコーポレートカラーのブルーというのを提案したんです。

小串 このステンレスな感じとボカシ感がいいねって。さわやかでスッキリしていてゴテゴテしてない。それでいて印象に残る。メンバーも相当気に入って。スタートはそんな感じですかね。

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2006年夏、最初のDM

夏冬の年2回制作となり、シリーズ化されましたね。

小串 最初が好評だったのでシリーズ化しちゃう?みたいな感じでしたね。
この最初のDMを"鯖みたい"と言っていた子がいて(笑)、別会社の人事担当をやっていたんですけど届いたDMを見て「ステキなカードだな~」と目に留め、採用応募されたんです。ホントにこのカードで採用に至りました。

中尾 デスクに置いて見栄えが良い、飾りたくなる。というところにこだわって制作しています。夏はまず受け取って涼しい気持ちになること。冬はカレンダーを載せて流用性を出すところをコンセプトにしていますよね。
小串 そうですね。冬は土日だけでなくお休みの期間をお知らせできるように必ずいれていますね。

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ミシンをあけると、文字が立体に立ち上がる

千枚通しでピックアップ

岡田 デスクに置けるとっておきのスタイルとして2009冬のDMがありましたよね。
小串 届いたときはまっ白。だから開けてビックリみたいな。これは大作でしたね。この突き出し部を一枚一枚、千枚通しでピックアップするとお聞きしたので非常に驚きました。
岡田 立体文字が突き出る下地は赤にしたい、とデザイナーからリクエストがありまして。でも赤を刷ると合紙を刷る際に糊の問題がある。赤い紙を使おうかとなったんですけど納得のいく用紙がなくて。加工所の意見や知恵もあり、突き出る下地はニスを二度引いて糊が付かないようにしているんです。

小串 今年の夏のDMは斬新なものになったので良かったです。女性にも人気でしたし。
中尾 夏の力強さを全面に出すために、はじめて暖色にチャレンジしました。
岡田 プロセス4色をベースに、彩度を上げるために、濁りが少なく彩度が高い黄・赤を補色として入れました。プリンティングディレクターの松本に「ガシッと夏らしい強い色にしたい」と相談して、この色でやろうと。
小串 社長と相談して決めたのですが、社長が「真奈ちゃんみたいでいいじゃない。パアっと。明るく行こうよ、明るく!」と言われて私もよし!と思って。

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2010年夏、はじめて暖色を採用

岡田 このシリーズは私含めデザイナーも現場もすごくモチベーションが上がる仕事ですね。営業だけ走っているとなかなかうまくいかないんですけど、現場の人間も情熱があるので付いてきてくれるんです。何案かパターンを出してくれるんですよね。現場も乗ってくれる。それがウチの強みかもしれません。
中尾 社員同士、言い合いながらやってますよ(笑)。
小串 楽しい仕事でした、ホントに。

ウキウキさせないといけない。紙はもったいないから。

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- 紙媒体にこだわらなくても良い時代になっています。今後、紙に求めることはありますか。

小串 本や雑誌もWEBで読めてしまう。モノとして存在するからには手に取ったときのウキウキとそのままとっておきたくなる感は求めますね。アナログを大事にしたい反面、広告ってその人に用がなかったら捨てちゃう。自分にとっては一枚の紙ですけど、この為に何枚刷られているんだろうと思うんですよ。もったいないし、エコが気になるタイプで。だから私は礼儀も必要なんですけど、必ずしも封書が良いかどうなのかって思います。封筒がなくても情報は伝えられる。だから状だけでいい場合もあるのではないかと。
保存しやすい形も大事。最近は名刺も凝っていていろんな形がありますが、保存する側のことを考えればやっぱりスタンダードな形が私は好きなんです。グリーティングカードについては受け取った側も毎回形が揃っていたら絶対認識度が上がるし、きっと保存もされているんじゃないかと思っているんです。

環境問題やもったいなさについて、私たちは作る側の責任を背負って考えていく必要がありますね。紙が良いんだよって押し売りだけするんじゃなくて。

小串 そうですね、そんな感じですね。

勉強になりました(笑)




■アーカイブ

004_2006s.jpg 2006夏
用紙:スペシャリティーズN0215 4/6 270kg
印刷:1色(POPインキ)
加工:空押し

004_2006w.jpg 2006 冬
用紙:ヴィベールP 白 、アイベストW 4/6 19.5kg
加工:3枚合紙(2回合紙)、空押し+箔押し2色(赤メタル・銀)、型抜き

004_2007s.jpg 2007 夏
用紙:プライクブラック 720*1020 103kg 、サンカード+ 4/6 18kg
加工:2枚合紙、箔押し5回(銀・黒・赤メタル)

004_2007w.jpg 2007 冬
用紙:桂・銀つや 雲龍 4/6 薄口、サンカード+ 4/6 19.5kg
印刷:2色
加工:2枚合紙、フロッキー加工、型抜き

004_2008s.jpg 2008 夏
用紙:ハイピ力#80F シルバー 4/6 69kg、サンカード+ 4/6 22.5kg
印刷:1色
加工:2枚合紙、クリア箔押し

004_2008w.jpg 2008 冬
用紙:スペシャリティーズ GT-12 4/6 160kg、ゴールデンマット 4/6 160kg
印刷:UVオフホワイト2度+下地3色(赤+ニス2度引き)
加工:型抜き、2枚合紙、筋入れ・ミシン目入れ、文字部分立上げ、二つ折り、両面テープ貼り

004_2009s.jpg 2009 夏
用紙:ファンタス黒L 270kg
加工:箔押し3 回(グロス金・マット金・ホログラム)

004_2009w.jpg 2009 冬
用紙:クロコGA スノーホワイト4/6 130kg 、TO マット4/6 220kg
印刷:2色
加工:2枚合紙、白箔押し

004_2010s.jpg 2010 夏
用紙:ヴァンヌーボV ホワイト4/6 235kg
印刷:6色(プロセス4色+補色2色)
加工:スクリーン印刷UV3回(UVクリア・UV厚盛・UV-Eプリント)、型抜き

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