"歴史を変えた紙"の見本帳をつくる

取材先:
株式会社 竹尾「ヴァンヌーボ -印刷用紙の歴史を変えた紙」展
大洋印刷 プリンティングディレクター 松本勝之

※字幕付きですので音声がなくてもお楽しみいただけます

ヴァンヌーボの見本帳は発売当初から大洋印刷が製作

株式会社竹尾で開催された「ヴァンヌーボ -印刷用紙の歴史を変えた紙」展。
8月23日に行われたスペシャルトーク「開発・生産の現場と、印刷のプ­ロ それぞれの視点から」に大洋印刷からプリンティングディレクターの松本勝之が登壇しました。
こちらではダイジェスト版を掲載いたします。


以下、映像の全文



大洋印刷とヴァンヌーボの関わりはとても長く、
用紙発売当初から見本帳を製作しています。
今日に至るまで数多くの様々な媒体を、この用紙で製作しています。

見本帳は、用紙の種類によって
刷り上がりの差を分かりやすくする役割があります。
そのことを念頭に、入稿前から取り組んでまいりました。

この5種類の用紙をみて
その紙の良さ、違いを表現することに重点を置きました。

ポイントは、まずイメージのグラデーションの再現性。
次に、シャドウ部の調子、4色の微妙なバランス。
このイメージは印刷表現の全てを網羅した絵柄なのではないでしょうか。

製版校正で特に苦労したのが、グラデーション。
なめらかで色暴れしないグラデーションが
クリエイターの要望でした。
何回か校正を繰り返して、最終的には表現できたと思います。

次は、印刷時のポイントです。
用紙の特徴を生かすために、
基準を「ヴァンヌーボV」に置きました。

V・VG・F-FS・スムース-FS については
大洋印刷では、印圧を 0.03 に設定。
濃度は自社設定の +0.1 にして全体を盛り気味にしています。
VMは印圧をもう少しかけ、0.05 で印刷しています。

どの用紙もドライダウンによる濃度変化があります。
イメージも精妙な色調なので、
全ての用紙を強制乾燥して確認しながら印刷しております。


取材・編集:栗原勲 撮影:有吉淳

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